瀬戸際の恋

あなたの口癖　「大丈夫だよ」

いつだって　「大丈夫だから」

突き放されて　あっそう、じゃ何もしてあげないよ

どうせ私なんか必要じゃないんでしょ

けっきょく強がり

もっと甘えてよ　もっと頼ってよ

会いたいからうっとうしい嘘をつく

話したいから見え透いた言い訳をする

どっちにしろ

あなたには見透かされてるんだ

来なくていいからって　言われて

ああ　やっぱり

もうやめた　もういい　もうなにも言わない

迷惑なんでしょ
邪魔なんでしょ

どうしてそうやって決めつけるの？
誰もそんなこと言ってないだろ

そうだね　私がそうやって決めつけるのは

私が傷つきたくないからだよ

そうやって　自分を護るしかないからだよ

自分の想いを無にされるのが怖いんじゃないんだ

あなたに必要とされてないって事気付かされるのが怖いんだ

もうとっくに　気付いてはいるんだ　けど

認めたくない　認められない

見苦しいね　こんな想い

崩れ落ちそうな　ぎりぎりの恋

瀬戸際で　私をつかまえてください　どうか

そんな想いも　声に出来ない

こんな強がりのプライドなんか　もういらないのに！